100均 収納 ボックス アイデア大全|ダイソー・セリア・キャンドゥの名品で狭い家がスッキリ片づく裏ワザ50選100均 収納 ボックス アイデア大全100均 収納 ボックス アイデア大全|ダイソー・セリア・キャンドゥの名品で狭い家がスッキリ片づく裏ワザ50選

100均 収納 ボックス アイデア大全 買い物

100均の収納ボックスで狭い家がスッキリ片づく実用アイデアと、その理由が一気に分かります。ダイソー・セリア・キャンドゥの名品の選び方、サイズと素材の見極め、ラベルやスタッキングのコツ、部屋別の使い方、DIYと購入前チェック、よくある疑問の答えまで、再現しやすい手順で解説します。

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  1. 1. まずは結論 狭い家でもスッキリ片づくポイント
    1. 1.1 片づく家の方程式
    2. 1.2 100均ボックス活用の4原則
    3. 1.3 最初の30分でやること
    4. 1.4 サイズと素材の即決ルール
  2. 2. 100均収納ボックスアイデアの基本と選び方
    1. 2.1 目的別に選ぶコツ
    2. 2.2 素材別の特徴と使い分け
    3. 2.3 ラベルと色分けで見える化
    4. 2.4 スタッキングと取り出しやすさ
  3. 3. ダイソーの名品でできる収納テク
    1. 3.1 スクエアボックスで棚とカラーボックスを整える
    2. 3.2 積み重ねボックスで引き出し内を仕切る
    3. 3.3 ワイヤーバスケットで見せる収納を作る
    4. 3.4 ファイルボックスで紙袋やレトルトを立てる
  4. 4. セリアの名品でできる収納テク
    1. 4.1 フタ付きプラボックスで細かな消耗品を管理
    2. 4.2 仕切りケースでカトラリーと文房具を最適化
    3. 4.3 取っ手付きバスケットで高所や奥行きの取り出しを楽に
  5. 5. キャンドゥの名品でできる収納テク
    1. 5.1 スタックボックスでパントリーの袋物を立てる
    2. 5.2 マグネット収納と薄型ボックスで隙間を活用
    3. 5.3 冷蔵庫収納ボックスでゾーニング
  6. 6. 部屋別 100均収納ボックスアイデア集
    1. 6.1 キッチンとパントリー
      1. 6.1.1 冷蔵庫は透明ボックスで食材を分類
      2. 6.1.2 シンク下はファイルボックスでフライパンを立てる
      3. 6.1.3 コンロ下は仕切りとラックで鍋ぶたを固定
    2. 6.2 リビングとテレビ周り
      1. 6.2.1 リモコンとゲーム周辺機器をラベル分け
      2. 6.2.2 ケーブルと充電器は仕切りケースで絡まり防止
    3. 6.3 玄関と下駄箱
      1. 6.3.1 シューケア用品は取っ手付きボックスで持ち運び
      2. 6.3.2 子どもの上履きや手袋を通気性バスケットに
    4. 6.4 洗面所と脱衣所
      1. 6.4.1 タオルと下着は浅型ボックスで立てる収納
      2. 6.4.2 洗濯ネットと洗剤のストックをラベル管理
    5. 6.5 トイレ
      1. 6.5.1 トイレットペーパーはワイヤーバスケットで見せ置き
      2. 6.5.2 掃除シートはフタ付きで乾燥を防ぐ
    6. 6.6 クローゼットと押入れ
      1. 6.6.1 靴下とハンカチは仕切りで区切る
      2. 6.6.2 オフシーズン衣類は大きめボックスに集約
    7. 6.7 子ども部屋と学用品
      1. 6.7.1 レゴとおもちゃは深型ボックスでざっくり分け
      2. 6.7.2 絵本とプリントはファイルボックスで立てる
    8. 6.8 在宅ワークと書斎
      1. 6.8.1 書類と取扱説明書はA4ファイルボックスで見出し管理
      2. 6.8.2 文房具は小物ケースで定位置化
    9. 6.9 ベランダと工具
      1. 6.9.1 ガーデニング用品は防水ボックスでまとめる
      2. 6.9.2 結束バンドとネジは小分けケースで可視化
    10. 6.10 車と防災
      1. 6.10.1 車内の小物は取っ手付きで持ち出しやすく
      2. 6.10.2 非常食とライトはフタ付きで積み重ね保管
  7. 7. 100均収納ボックスのDIYアレンジ
    1. 7.1 突っ張り棒とすのこで棚を追加
    2. 7.2 キャスターを付けてワゴン化
    3. 7.3 マグネットとフックで浮かせる収納
  8. 8. 失敗しないサイズの測り方と購入チェック
    1. 8.1 内寸と外寸をメモして店舗へ
    2. 8.2 奥行きと高さをそろえて凹凸をなくす
    3. 8.3 取り出しやすさと耐荷重を確認
  9. 9. よくある質問
    1. 9.1 フタ付きとフタなしはどう使い分けるか
    2. 9.2 透明と半透明はどちらが片づくか
    3. 9.3 ラベルは何を使うと長持ちするか
  10. 10. まとめ

1. まずは結論 狭い家でもスッキリ片づくポイント

持ち物の量を「使用頻度」で仕分け、同一規格の100均収納ボックスでそろえ、ラベルと色分けで見える化し、動線に合わせて縦方向へスタッキングする――これが狭い家でも散らからない最短ルートです。

1.1 片づく家の方程式

「モノの量×使用頻度×動線」に合う容器を選ぶだけで迷いが消えます。高頻度は手前・目線・フタなし、低頻度は上段や奥・フタ付きで積み重ねに。出し入れは最長でも2アクション(引く→取る)以内に収めるとリバウンドしません。

1.2 100均ボックス活用の4原則

バラバラの容器はデッドスペースを生みます。原則に沿って「同じサイズでそろえる→透明・半透明+ラベルで見える化→フタの有無と取っ手で取り出しやすさ確保→縦と隙間の立体活用」の順に整えましょう。

原則具体策向いている場所代表的なボックス
同一サイズでそろえるカラーボックスや棚の幅・奥行きを基準にスクエア形で統一し、上下にスタッキングリビング、クローゼット、押入れスクエアボックス、積み重ねボックス
見える化(ラベル・色分け)半透明で中身を把握しつつ、ラベルで定位置化。家族別・用途別に色分けキッチン、冷蔵庫、洗面所クリアケース、冷蔵庫収納ボックス、ファイルボックス
取り出しやすさ優先高頻度はフタなし・取っ手付き、低頻度はフタ付きで積む。手前に余白を残すテレビ周り、玄関、子ども部屋取っ手付きバスケット、ワイヤーバスケット
縦と隙間の活用縦置き・仕切りで自立、マグネットやフックで浮かせる、薄型で隙間収納冷蔵庫側面、洗濯機横、パントリーマグネット収納、薄型ボックス、仕切りケース

1.3 最初の30分でやること

計測(棚の内寸・奥行き・高さ)→使用頻度で仮仕分け(毎日・週1・月1)→仮収納(同サイズの箱にまとめて置く)→ラベル仮貼り(養生テープ+油性ペン)→1日使って微調整。この順で無駄買いと迷いを防げます。

1.4 サイズと素材の即決ルール

奥行きは棚やカラーボックスに合わせて統一、サイズは必ず「内寸」基準で選ぶと、無駄なすき間や引っ掛かりがなくなります。湿気・水回りはポリプロピレンやスチール、軽量衣類や布ものは布・紙ボックス、高頻度はフタなし・低頻度はフタ付きが基本。透明は在庫管理、半透明は生活感を抑えたい場所に向いています。ラベルは貼り替え前提でマスキングテープや差し替え式ホルダーを使うと長持ちします。

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2. 100均収納ボックスアイデアの基本と選び方

収納ボックスは「中身の種類・使用頻度・置き場所」の3条件で選ぶと、狭い空間でも散らからず、戻しやすい仕組みになります。 まずは入れるモノをカテゴリ化し、見せるか隠すか、持ち運ぶか固定するかを決めてから、サイズ・素材・フタの有無・スタッキング可否を絞り込みましょう。

2.1 目的別に選ぶコツ

使い方が決まると、形や機能が自ずと定まります。下の表を目安に、最小アクションで出し入れできる形を選びましょう。

目的・シーン推奨形状・機能フタの有無
毎日使う小物(文房具・スキンケア)浅型・取っ手付き・引き出し風ボックス基本不要(ワンアクション重視)
ストック品(洗剤・日用品・食品パウチ)深型・自立しやすいスクエア型・仕切り対応あり(積み重ね・ホコリ避け)
見せる収納(リビング・玄関)ワイヤー・ラタン風・透明ボックス中身次第(ホコリを避けたいならあり)
持ち運び(掃除・シューケア・工具)持ち手付きバスケット・軽量素材不要〜半開き(取り出し優先)
衛生系(冷蔵庫・洗面)透明〜半透明・水に強い素材・角丸不要〜ワンタッチ(中身と場所で調整)

棚やカラーボックスは「面でそろう」スクエア形状が収まり良く、引き出し内は「仕切りで分ける」浅型が効率的です。家族共有ゾーンにはラベルと色分けを必ず併用し、誰でも迷わず戻せる状態を作ります。

2.2 素材別の特徴と使い分け

素材は見た目だけでなく、強度・通気性・水濡れ耐性・割れやすさに直結します。使用場所の環境(湿気・油・直射日光)に合わせて選びましょう。

素材主な特徴向いている用途注意点
ポリプロピレン(PP)軽い・水に強い・半透明が多い・汚れが落ちやすいキッチン、洗面、クローゼット、冷蔵庫内トレー高温・直射日光で劣化しやすい。重すぎる物の長期積載はたわみの原因に。
ポリスチレン(PS・アクリル風)高透明・硬くカチッとした見た目見せる収納、化粧品、デスク周りの小物整理衝撃で割れやすい。落下・過積載は避ける。
PET透明で傷に強め・におい移りが少ない食品パッケージの立て収納、パントリー熱に弱い。熱湯・高温の場所は避ける。
スチール(ワイヤー)通気性・視認性が高い・丈夫タオル・掃除用品・トイレットペーパーの見せ置き水回りはサビ対策(コーティング・水気拭き取り)を。
不織布・布軽量・やわらかい・目隠し効果衣類・おもちゃのざっくり収納、カラーボックス用湿気・ホコリが溜まりやすい。重い物・水回りは不向き。

水や油に触れやすい場所はPP・PET、通気させたい物はワイヤー、見た目を整えたい隠す収納は布・不織布が基本。 透明度は「見える化」と相性が良く、半透明〜不透明は生活感を隠したい場所に向きます。

2.3 ラベルと色分けで見える化

「どこに何があるか」「どこへ戻すか」を一目で伝える仕組みが片づけの要です。100均のラベルシール、マスキングテープ、タグプレート、差し込み式インデックスを使い、ボックスの上面・前面の両方に貼ると、棚置き・引き出しのどちらでも認識しやすくなります。

色分けは「用途別(掃除=グレー、食品=透明)」「家族別(子ども=暖色、大人=寒色)」「頻度別(毎日=白、週1=黒)」などルールを固定します。子ども用は文字+ピクト(絵ラベル)で自走しやすく。水回りや冷蔵庫は耐水ラベルと油性ペンを選び、貼り替え頻度を下げます。

ラベルは“入れる前に作る”。入れてから決めないことで、分類基準がブレずリバウンドを防げます。

2.4 スタッキングと取り出しやすさ

積み重ねる場合は「スタッキング対応(ガイド溝・段差あり)」「フタ耐荷重の明記」「前面に持ち手・指掛かりがある」製品を選びます。よく使う段はフタなし・前開き、上段・高所はフタ付きでホコリ対策と軽量物を徹底。棚やカラーボックスは同シリーズで統一し、外寸をそろえて段差とデッドスペースを減らします。

引き出し的に使う場合は浅型×取っ手付きがワンアクションで有利。中身が多品目なら内トレーや仕切りを併用し、上から見て重ならない配置に。床置きには持ち手・滑り止めが有効で、出し入れのストレスを下げられます。

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3. ダイソーの名品でできる収納テク

ダイソーの定番ボックスは、シリーズでそろえて「色・サイズ・ラベル」を統一するだけで、狭い家でも在庫と動線が一目で分かる収納に整います。

アイテム適する場所主なメリット相性の良いラベリング
スクエアボックス棚・カラーボックス面でそろい視覚ノイズ減・スタッキング可耐水ラベル・分類タグ
積み重ねボックス引き出し・デスク内細分類・高さを活かす重ね収納ミニラベル・ピクトグラム
ワイヤーバスケットリビング・玄関・パントリー通気性・見せる収納・持ち運び容易タグプレート・結束バンド留めラベル
ファイルボックスキッチン・クローゼット・書類立てる収納・ゾーニング・取り出しやすいインデックス見出し・月別/カテゴリ札

3.1 スクエアボックスで棚とカラーボックスを整える

棚やカラーボックスは、同一シリーズのスクエアボックスで「幅と高さ」をそろえると、デッドスペースが減り凹凸のない面が作れます。色は白や半透明で統一すると在庫の視認性と清潔感が両立し、来客時も生活感を抑えられます。

前面にラベル、背面に予備ラベルを貼っておくと入れ替えに強く、定位置管理が崩れにくくなります。取っ手付きは高い棚や奥行き深めのカラーボックスで引き出し感覚で使えます。重い物は下段、軽い物は上段に配置して耐荷重と転倒リスクに配慮しましょう。

2列運用は手前が隠しやすいので、手前=高頻度、奥=ストックと決め、奥列のボックスにだけ色付きラベルを使うと取り違えを防げます。

3.2 積み重ねボックスで引き出し内を仕切る

引き出し内は浅型・深型の積み重ねボックスを組み合わせ、文房具、コスメ、カトラリーなどを「使用頻度」と「長さ」でゾーン分けします。高さ違いで段差を作ると、上下の空間もムダなく活用できます。

ボックスの縦横をそろえてぴったり敷き詰めると、開閉時のズレや中身の移動が起きにくく、毎日のプチストレスを根こそぎ減らせます。底面には滑り止めシートを薄く敷くと安定し、金属小物は音鳴り防止にフェルトを一枚。

ラベルは小さめのピクトや略語でOK。引き出しを開けた瞬間に内容が分かる位置(右上や手前中央)へ貼っておくと家族も迷いません。

3.3 ワイヤーバスケットで見せる収納を作る

通気性の高いワイヤーバスケットは、スリッパやタオル、ブランケット、玉ねぎ・じゃがいもなどの常温野菜の一時置きに便利です。色は黒やホワイトで統一すると、見せる収納でも雑多に見えにくくなります。

丸見えが気になる場合は内側に布を一枚敷いて目隠しし、側面にタグプレートを結束バンドで固定すると“見える化”と意匠性が同時に叶います。床置きなら底面の四隅にフェルトを貼って傷防止、濡れやすい場所では水濡れ・サビに注意して使い分けましょう。

出し入れ頻度の高い玄関・リビングでは持ち手付きが便利。家族ごとにバスケットを割り当てると、散らかりやすい動線が整います。

3.4 ファイルボックスで紙袋やレトルトを立てる

自立しない薄いモノは「立てる収納」が正解。ファイルボックスに紙袋、レトルト食品、ジッパーバッグ、薄手のまな板、鍋ぶた、掃除シートの詰め替えなどを立てれば、奥行きの深い棚でも前後で迷いません。

同じカテゴリで1ボックスを徹底し、在庫は“見出しの後ろから補充・手前から使用”のワンウェイルールにすると、数が自然に把握できて買い過ぎを防げます。キッチンでは賞味期限の近い物を手前に、非常時用は色違いラベルで区別すると家族にも伝わります。

ボックスの向きをそろえて見出しを左に寄せると視線移動が短くなり、一覧性が向上。低い棚はハーフ高さ、シンク下やパントリーはフル高さと、奥行きと高さを合わせて選ぶと収まりが良くなります。

4. セリアの名品でできる収納テク

セリアは「白・モノトーン・クリア」を中心にサイズ展開が豊富で、同シリーズで揃えるだけで棚や引き出しの見た目と作業動線が整います。 まずは「用途別にボックスを固定化→ラベルで見える化→同形状でスタッキング」の順に整えると、出し入れの手間と迷いが減り、在庫管理もしやすくなります。

4.1 フタ付きプラボックスで細かな消耗品を管理

フタ付きはスタッキングしやすく、ホコリや湿気から中身を守りたい消耗品の保管に最適。半透明は残量を把握しやすく、完全不透明は見た目がすっきりします。輪ゴム・乾電池・ボタン電池・裁縫小物・救急用品・替刃・洗濯ネットの替え・キッチンスポンジなど、散らばりやすい小物を「1カテゴリ1ボックス」で固定化しましょう。

ラベルはマスキングテープ+油性ペンやラベルライター(例:テプラ)で「中身+使用場所」を書くと回遊が止まり、家族も迷いません。 収納する場所の内寸を測り、奥行きを合わせて前後に無駄なすき間を作らないのがコツ。湿気が気になる場所では乾燥剤を併用し、定期的に入れ替えます。

分類例よく置く場所ラベル例ポイント
乾電池・ボタン電池リビング棚・ワークデスク電池(単3/単4/ボタン)端子保護のためフタ必須、残量は月1点検
救急・衛生洗面台・寝室救急(絆創膏/消毒/綿棒)子どもの手が届かない高さへ配置
キッチン消耗品シンク下・パントリースポンジ/水切り/ポリ袋補充は「在庫ゼロで購入」ルールを貼付

4.2 仕切りケースでカトラリーと文房具を最適化

引き出し内は可動式の仕切りや細分トレイを組み合わせ、長さの異なるモノをジャストサイズで区画。スプーン・フォーク・箸置き・ストローといったカトラリー、ハサミ・修正テープ・ペン・付箋・USBメモリなど文具は「一軍だけを上段、二軍を下段や別ボックス」にして頻度順に配置します。

「横方向は動線、縦方向はサイズ」で並べると、引き出しを開けた瞬間に所在が分かり、取り出しがワンアクションに。 ケースの高さは引き出し内寸より5〜10mm低いものを選ぶと、開閉時の干渉が起きにくくなります。滑り止めシートを底に敷くとズレも防げます。

エリア区分け例配置ルールチェック
キッチン引き出し箸/スプーン/フォーク/計量スプーン手前=毎日、奥=来客用カトラリーの長さに合わせて仕切りを調整
ワークデスクよく使うペン/ハサミ/付箋/USB右手側=頻用、左手側=予備ケーブルは結束バンドでループ保管
学用品色鉛筆/定規/消しゴム/のり宿題動線上に集約名前ラベルで共用物との混在防止

4.3 取っ手付きバスケットで高所や奥行きの取り出しを楽に

吊戸棚・クローゼット上段・シンク下の奥など、手が届きにくい場所には取っ手付きバスケットが有効。手前に引き出せるので、奥のデッドスペースが一気に活用できます。軽量なポリプロピレン素材を選べば水拭きも簡単で、キッチンや洗面所にも向きます。

同サイズで揃えて前面に大きめラベルを貼り、用途別にゾーニングすると「引く→取る→戻す」が迷いなく完了します。 耐荷重はパッケージ表記を確認し、重いボトル類は下段へ。布ものや消耗品は上段に置くと安全です。

用途入れる物設置場所使い方のコツ
パントリーレトルト/粉類/袋麺吊戸棚・食器棚上段軽い物を中心に、賞味期限の近い物を手前へ
洗面・サニタリー替え歯ブラシ/ストックティッシュ/衛生用品洗面台下・棚上段家族別に色分けすると取り違え防止に有効
クローゼット季節小物/帽子/ストール上段棚型崩れ防止のため詰め込み過ぎない

いずれのボックスも、購入前に「置き場所の内寸(幅・奥行き・高さ)」と「通路幅」を計測し、扉の開閉や可動棚の位置と干渉しないかを確認してから選ぶと失敗がありません。色や素材を揃えれば、見た目が整い掃除もしやすくなります。

5. キャンドゥの名品でできる収納テク

キャンドゥは、スタック(積み重ね)可能・スリム・マグネット対応・ハンドル付きなど、限られたスペースを有効化する収納ボックスが充実しています。「立てる・分ける・引き出す」を基本に、ゾーニングとラベリングで動線に沿った取り出しやすさを作るのがコツです。

5.1 スタックボックスでパントリーの袋物を立てる

深さのあるスタックボックスを使い、レトルト・乾物・インスタントスープなどの袋物を「カテゴリ別×立てる収納」に。上段=ストック、下段=使用中と分け、ラベルで可視化すると、在庫過多や重複買いを防げます。薄い袋はブックエンド代わりにカードケースや仕切り板を入れて自立させると倒れません。

袋物の例おすすめ形状ラベル例運用ポイント
レトルト・パウチ深型・ハンドル付きスタックカレー/丼の素賞味期限の近い順に手前配置(先入れ先出し)
乾物(わかめ・ひじき・海苔)中浅型+仕切り板海藻/のり類未開封と開封済を別ボックスで分離
粉類(片栗粉・小麦粉)フタ付きスタック粉もの防湿目的でフタ付き、計量スプーンを一緒に収納
インスタントスープ浅型・ワイドスープ(朝食)朝食動線の棚に、1回分を立てて取り出しやすく

棚の奥行きにボックスの長辺を合わせて前後2列にせず一列で並べると「見渡せる在庫」になり、掃除もしやすくなります。

5.2 マグネット収納と薄型ボックスで隙間を活用

冷蔵庫側面・洗濯機・スチールラックなどの鉄面にはマグネットポケットやフック、壁と家具のわずかなスペースには薄型ボックスが有効です。可動域(開閉・通路)を妨げない高さと厚みを選び、耐荷重内で軽量物を載せるのが鉄則です。

設置場所おすすめアイテム収納例注意点
冷蔵庫側面マグネットポケット/ラックラップ・アルミホイル・キッチンばさみ放熱面・換気口は避ける。高温部は非設置
玄関ドア(スチール)マグネットフック+小物ボックス印鑑・宅配用ペン・靴べら開閉で落下しない軽量物のみ、耐荷重を厳守
洗濯機横の隙間薄型ボックス(持ち手付き)洗剤詰め替え・洗濯ネット配管や点検口をふさがない幅で、引き出し化
キッチン背面の壁マグネットバー+フック計量スプーン・鍋つかみ油はねがある位置は避け、定期清掃しやすく

床置きが減ると掃除機がけがラクになり、視界がスッキリ。薄型ボックスは「通路幅を圧迫しない奥行き」を選ぶと暮らしの動線に干渉しません。

5.3 冷蔵庫収納ボックスでゾーニング

クリア素材のハンドル付きボックスで「チルド・冷蔵・野菜室・ドアポケット」を用途別にゾーニング。家族全員が一目で場所とルールを理解できるように、正面に耐水ラベルを貼って引き出し化すると、戻しやすく在庫管理も簡単です。

エリアボックス形状入れるものポイント
上段(目線〜少し上)浅型・ハンドル付き食べかけ/早く使う食材期限の近い物だけの「要先食」ボックスを作る
中段(メイン)中深型・ワイド乳製品・加工品種類別に2分割し、毎日補充しやすく
野菜室通気穴付き・深型根菜・葉物の立て収納水滴が溜まらないタイプを選び、新聞紙で湿度調整
ドアポケットスリムボックスチューブ類・小瓶転倒防止に幅を合わせ、前後2列にしない
冷凍室浅型トレー作り置き・冷凍野菜平置き→凍結後に立て替えで省スペース

ボックス前面に「朝食」「調味」「作り置き」「おやつ」などのラベルを貼ると迷子がゼロに。週1回の棚卸しで、期限の近い物を「要先食」に移すだけでフードロスが減ります。

6. 部屋別 100均収納ボックスアイデア集

「置き場の定義・ラベリング・取り出しやすさ」さえ守れば、狭い家でも部屋ごとの散らかりは短時間でリセットできます。 各スペースの動線に合わせて、透明・半透明・ワイヤー・フタ付き・取っ手付きなどの特性を使い分けましょう。

6.1 キッチンとパントリー

6.1.1 冷蔵庫は透明ボックスで食材を分類

冷蔵室は透明の取っ手付きボックスで「朝食セット」「調味料」「作り置き」などをゾーニング。消費期限はラベルで面に見せ、中身が見える透明を使うことで探す手間と食材ロスを同時に削減します。

6.1.2 シンク下はファイルボックスでフライパンを立てる

ワイド系ファイルボックスを並べてフライパンや蓋を縦収納。摩擦シートを底に敷くと滑りにくく、取り出し一動作化ができます。

6.1.3 コンロ下は仕切りとラックで鍋ぶたを固定

仕切りスタンドとラックを併用して高さを活かし、重ねない収納に。鍋・フタ・ザルをカテゴリー別に分けると調理時間が短縮します。

用途推奨ボックス目安サイズ
冷蔵室ゾーニング透明・取っ手付きボックススリム/ワイド浅型
フライパン縦収納ファイルボックス(ワイド)A4ワイド
鍋・フタ整理仕切りスタンド+ラック可動仕切り/スタッキング対応

6.2 リビングとテレビ周り

6.2.1 リモコンとゲーム周辺機器をラベル分け

リモコンは浅型トレーに立て、ゲームソフトやコントローラーはフタ付きボックスでカテゴリ別。子どもでも片づけられる大きめの区分とひらがなラベルが有効です。

6.2.2 ケーブルと充電器は仕切りケースで絡まり防止

仕切り付きケースにケーブルを一巻きごとに収納。モバイルバッテリーは耐荷重のあるスタッキングボックスにまとめます。

用途推奨ボックス目安サイズ
リモコン類浅型トレー/仕切りボックスハーフ/薄型
ケーブル収納仕切りケース/小物ケース名刺〜A6

6.3 玄関と下駄箱

6.3.1 シューケア用品は取っ手付きボックスで持ち運び

ブラシ・クリーム・クロスを一本化し、靴磨きの場へそのまま持ち出せる取っ手付きに。使用後は玄関下段へ即戻しで散らかり防止。

6.3.2 子どもの上履きや手袋を通気性バスケットに

メッシュやワイヤーバスケットで通気を確保。季節小物は「人別×用途別」で二段に分け、朝の身支度を時短します。

用途推奨ボックス目安サイズ
シューケア持ち運び取っ手付きバスケット深型
上履き・手袋メッシュ/ワイヤーバスケット通気タイプ

6.4 洗面所と脱衣所

6.4.1 タオルと下着は浅型ボックスで立てる収納

浅型ボックスで縦入れにすると在庫と色が一目瞭然。家族別に色やラベルを変えて混在を防ぎます。

6.4.2 洗濯ネットと洗剤のストックをラベル管理

フタ付きスタッキングで防湿・ほこり防止。詰め替えは「何が何個」を数値ラベルで可視化します。

用途推奨ボックス目安サイズ
タオル/下着浅型ボックスA4/ハーフ浅型
洗剤・ネットフタ付き積み重ねボックス深型/スタック可

6.5 トイレ

6.5.1 トイレットペーパーはワイヤーバスケットで見せ置き

ワイヤーバスケットで残量を見える化し、床直置きを回避。来客時も生活感を抑えられます。

6.5.2 掃除シートはフタ付きで乾燥を防ぐ

ワンプッシュ開閉のフタ付きケースで取り出しやすさを優先。補充のたびにラベル面を手前にそろえます。

用途推奨ボックス目安サイズ
トイレットペーパーワイヤーバスケットレギュラー12ロール対応
掃除シートフタ付きケース薄型

6.6 クローゼットと押入れ

6.6.1 靴下とハンカチは仕切りで区切る

可動式の仕切りで「色・用途・長さ」を分け、取り出し1秒化。浅型を引き出し内にトレー使いします。

6.6.2 オフシーズン衣類は大きめボックスに集約

フタ付き・積み重ね可能なボックスで天袋や床に置き、季節ラベルと中身リストで迷わず出し入れできます。

用途推奨ボックス目安サイズ
小物仕分け仕切りトレー/浅型ボックス引き出し内サイズ
季節衣類フタ付き大型ボックス衣装ケース互換

6.7 子ども部屋と学用品

6.7.1 レゴとおもちゃは深型ボックスでざっくり分け

色・シリーズなど大分類で深型に投入。遊ぶ場所へ運べる取っ手付きが散らかり防止に効きます。

6.7.2 絵本とプリントはファイルボックスで立てる

学年別・科目別にA4ファイルボックスで立てる収納。週1の見直し日をラベルに記載し、たまりにくい仕組みに

用途推奨ボックス目安サイズ
おもちゃ深型/取っ手付きボックススタック可
絵本・プリントファイルボックスA4/ワイド

6.8 在宅ワークと書斎

6.8.1 書類と取扱説明書はA4ファイルボックスで見出し管理

案件・年月・顧客別にインデックス。取り出す頻度が高いものは手前のスリム、保管はワイドへ。

6.8.2 文房具は小物ケースで定位置化

頻用文具は浅型トレーでワンアクション。替え芯・テープなどは引き出し式小物ケースで在庫が見える化。

用途推奨ボックス目安サイズ
書類・取説ファイルボックス+インデックスA4スリム/ワイド
文具・替え芯浅型トレー/引き出し式小物ケースA6〜B5

6.9 ベランダと工具

6.9.1 ガーデニング用品は防水ボックスでまとめる

土・肥料・手袋・剪定ハサミを防水フタ付きに集約。屋外は耐候性重視で直射日光を避ける配置に。

6.9.2 結束バンドとネジは小分けケースで可視化

細かな消耗品は仕切り付き小分けケースでサイズ別。よく使うものは腰高棚に置き、片手で開閉できるものを選ぶと作業が速くなります。

用途推奨ボックス目安サイズ
園芸用品防水フタ付きボックス大型/スタック可
ネジ・金具仕切り付き小分けケース名刺〜A5

6.10 車と防災

6.10.1 車内の小物は取っ手付きで持ち出しやすく

車検証・除菌シート・傘カバーなどを浅型取っ手付きで座席下へ。トランクは滑り止めと合わせて固定します。

6.10.2 非常食とライトはフタ付きで積み重ね保管

賞味期限ラベルを側面に貼り、水・食料・ライト・電池を「1人1セット」単位でフタ付きボックスに。玄関やクローゼット床でスタッキング保管します。

用途推奨ボックス目安サイズ
車内小物浅型取っ手付きボックス座席下/薄型
防災セットフタ付きスタッキングボックス中〜大

7. 100均収納ボックスのDIYアレンジ

ダイソー・セリア・キャンドゥで手に入る突っ張り棒・すのこ・キャスター・マグネット・フック・結束バンド・強力両面テープ・滑り止めシートを活用すれば、買い替えずに収納ボックスの使い勝手を一気に底上げできます。ポイントは「傷をつけない」「外せる」「高さと動線を最適化」の3つです。

7.1 突っ張り棒とすのこで棚を追加

棚のないシンク下・クローゼット・カラーボックス内に、突っ張り棒を2本並べてすのこを載せるだけで可動棚を作れます。濡れやすい場所はプラスチックすのこ、湿気の少ない場所は桐すのこが扱いやすく、滑り止めシートや結束バンドで安定度を高めます。「置くだけ+縛るだけ」の仮設棚なら、賃貸でも原状回復が容易です。

項目内容
主な材料突っ張り棒(ゴムキャップ付)2〜3本/すのこ(桐・プラ)/結束バンド/滑り止めシート(耐震マットでも可)
工具はさみ・ニッパー・メジャー・アルコールシート(設置部の脱脂)
作り方の要点内寸を計測→突っ張り棒を平行に固定→すのこを載せる→四隅を結束バンドで軽く固定→前後にズレないか確認
注意点耐荷重は使用商品の表示に従う/扉や配管を干渉しない高さに設定/濡れる場所はプラ素材+防錆ワイヤーを選択
適する場所シンク下・洗面下・押入れ・パントリー・カラーボックス内の段増設

7.2 キャスターを付けてワゴン化

底がフラットなフタ付きボックスや深型ボックスにキャスターを追加すると、奥行きのある収納やベッド下・洗濯機横から「引き出す」動作がラクになります。粘着式キャスター+補強板(MDF板)で荷重を分散させると、剥がれや歪みを防げます。

項目内容
主な材料粘着式キャスター(4個)/MDF板または工作板(底面サイズ)/強力両面テープ/取っ手用結束バンドまたは持ち手ベルト
工具メジャー・カッター・はさみ・アルコールシート(脱脂)
作り方の要点底面を脱脂→MDF板を両面テープでボックス底に密着→四隅にキャスターを均等配置→前後2輪の向きを合わせる→結束バンドで簡易取っ手
注意点段差やカーペットは避ける/高重量(ペットボトル箱など)は不可/走行テスト後にラベルで中身と向きを明示
適する場所ベッド下・洗濯機横・クローゼット床・テレビ台下・ソファ下のデッドスペース

7.3 マグネットとフックで浮かせる収納

冷蔵庫・洗濯機・スチールラックの側面にマグネットフックを使い、軽量ボックスを掛けると掃除がしやすい「宙収納」に。ボックス側にマグネットシートを貼る方法も有効です。ネオジム系の強力マグネット+補助プレートで磁力不足を補えば、ズレ落ちを防げます。

項目内容
主な材料マグネットフック/マグネットシート(粘着付)/補助プレート(金属化シート)/ワイヤーバスケットや浅型ボックス/ケーブルタイ
工具メジャー・アルコールシート(貼り付け面の脱脂)
作り方の要点設置面の素材を確認(磁石が付くかテスト)→補助プレートを貼って磁力アップ→フックを配置→ボックスをフックにかける/マグネットシートをボックス背面に貼る
注意点耐荷重はフックの表示を厳守/開閉のある面(冷蔵庫ドア)は最小限に/水滴・湯気が出る場所は錆対策(ステンレス・樹脂素材)
適する場所冷蔵庫側面の調味料・ラップストック/洗濯機側面の洗濯ネット・ハンガー/玄関ドア横の印鑑・鍵

いずれのアレンジでも、設置前に内寸・外寸・可動域を計測し、最後にラベルシールで中身と使用者(家族名・用途)を明示すると、取り出しやすさと戻しやすさが安定します。

8. 失敗しないサイズの測り方と購入チェック

収納前に置き場所と入れる物の「内寸」と「外寸」を実測し、数値をメモして持参することが、サイズ失敗を徹底的に防ぐ最短ルートです。 さらに同じ棚で使うボックスの奥行きと高さを揃えると、凹凸が消えて見た目も使い勝手も向上します。以下の手順とチェックを店頭で実行しましょう。

8.1 内寸と外寸をメモして店舗へ

まずは設置場所の「有効内寸」(実際に物が入る寸法)と、干渉しやすい扉・蝶番・配管・巾木などの突起を含めた「開口寸法」を測ります。棚は左右・奥と手前で微妙に違うことがあるため、最小値を記録。引き出しは「引き出し内寸」と「開口の口寸(口径)」、観音扉は扉の開きしろも確認します。入れたい物(A4ファイル、レトルト、調味料ボトル、タオルなど)のサイズも合わせて採寸し、収まりと取り出し方向をイメージしておきます。

対象測る寸法余白の目安メモ例
可動棚・カラーボックス内寸の幅・奥行き・高さ、棚ダボ位置各辺に数ミリ〜数センチのクリアランスW:390/D:275/H:325(最小値)
引き出し内寸、開口部の口寸、奥の配線/レールの出っ張り口寸>ボックス外寸+指が入る余白内寸W:230/D:340/H:90、口寸H:80
シンク下・洗面台配管位置、底の段差、扉の干渉、奥行き最小値配管や扉に当てない高さと奥行き配管下有効H:260、扉内側出っ張り10
冷蔵庫棚の奥行き、手前の立ち上がり、ドア内ポケットの口寸手前の立ち上がりより低い高さ棚D:340、立ち上がりH:45
入れる物最大寸法(例:A4=210×297、ボトルφと高さ)出し入れ方向に余白A4クリアファイル297mm縦で立てたい

店頭ではメモとメジャーで現物の外寸・口寸・スタッキング時の総高さを確認。シリーズ違いで数ミリの差があるため、同一シリーズで揃える前提で選ぶと誤差を吸収しやすくなります。

8.2 奥行きと高さをそろえて凹凸をなくす

一段の中でボックスの奥行きと高さをそろえるだけで、前面が一直線になり視認性と清掃性が劇的に向上します。 収納量を増やしたい場合は「積み重ね可」や「スタッキング対応」の表示を優先し、フタやキャスターを足したときの総高さ(本体高さ×段数+フタ厚+キャスター高)も試算します。カラーボックスや可動棚はメーカーで内寸が異なるため、必ず現物の内寸基準で選び、前面を揃えるために手前に取っ手付き・奥に低めのボックスを配置するなど段差を吸収します。

場所揃える寸法ポイント
リビング棚・カラーボックス奥行き・前面高さ前面を同じ高さで一直線に。ラベル位置も統一。
冷蔵庫奥行き浅め手前に取っ手付き、透明で在庫が一目で分かる物。
シンク下高さ低め+取っ手配管を避け、引き出す運用で奥まで活用。
クローゼット高さを段ごとに統一浅型で立てる収納、深型はオフシーズンに集約。

8.3 取り出しやすさと耐荷重を確認

店頭では実際に手を入れてつかめるか、フタの開閉や積み重ねの安定性、棚からの引き出し時に扉・枠へ当たらないかをチェックします。重いものを入れる場合は耐荷重の表示や材質(PP/PS/PET、スチール、不織布)を確認し、割れやすさ・たわみ・水回りでの使用可否も判断。食品を入れるなら食品用の表示、冷蔵庫で使うなら低温環境での割れにくさや結露後の乾拭き運用も念頭に置きます。色ブレやロット差が出やすい白・半透明は、同じシリーズ・JANのものを同時購入すると揃いやすく、成形バリ・歪み・ガタつき・強いニオイがないかも目視で確認します。

項目確認方法目安/基準
出し入れの余白指を入れてつかめるか、扉や枠に干渉しないか指が入る隙間と、前後左右にわずかな遊び
フタ・スタッキングフタを閉めたまま積む、上から押してガタつき確認ズレ止めのリブや段差が噛み合うこと
耐荷重・材質表示ラベルと材質記載(PP/PS/PET/スチール等)重い物はスチールや厚手PP、軽量物はPSでも可
用途適合食品用表示、マグネット可否、キャスター取付可否冷蔵・水回りは水抜き穴/耐水、紙類はフタ付き
個体差・ロット差同一JAN・同色で揃える、歪み/バリ/色ブレを比較前面を並べて高さと色味が揃うものを選定
メンテナンス水洗い可否、アルコール拭きの可否を表示で確認水拭き可能なPPは日常使い向き

最後に、シリーズの再入荷が見込める定番品かを店員に確認し、必要数より1〜2個多めに確保しておくと、差し替えや追加にも柔軟に対応できます。レシート保管と未使用状態の維持で交換にも備えましょう。

9. よくある質問

9.1 フタ付きとフタなしはどう使い分けるか

頻繁に出し入れする物はフタなし、ホコリ避けや積み重ね保管・持ち運びが多い物はフタ付きが基本です。取り出し回数と置き場所(高所・低所・奥行き)で決めると、ダイソー・セリア・キャンドゥのボックスでも迷いません。

用途/場所フタ付きが向く理由フタなしが向く理由相性の良いボックス例
パントリー・防災ストック防塵・積み重ねで省スペース化。移動時もこぼれにくい。高頻度の軽食やレトルトはワンアクションで取りやすい。フタ付きプラボックス/スクエアボックス(フタ併用)
クローゼット(オフシーズン)長期保管に安心。天面が水平でスタッキングが安定。なし(低頻度のためフタ付きが有利)。大型ボックス(フタ固定タイプ)
リビング小物・学用品来客時に隠したい場合のみ。子どもでも戻しやすい。散らかり防止の“投げ込み”に最適。取っ手付きバスケット/深型バスケット
洗面所・トイレの消耗品水はね・埃を防ぐ。重ねて在庫を圧縮可能。補充頻度が高いなら開放型で時短。フタ付きケース/ワイヤーバスケット(中袋併用)

フタ付きは下段の出しにくさがデメリット。奥行きのある棚では取っ手付きや手前に引ける形を選び、「手数が増えない仕組み」を優先すると続きます。

9.2 透明と半透明はどちらが片づくか

探す時間を減らしたい場所は透明、生活感を消したい見える場所は半透明(またはホワイト)が基本。家族共有ゾーンや冷蔵庫は中身が見えると迷子防止に有利、リビングやオープン棚は半透明で視覚ノイズを抑えるとスッキリ見えます。

特性透明半透明・不透明(白)
視認性/探しやすさ中身が一目で分かり、補充・在庫管理が速い。中身が直接見えにくく、ラベル運用が前提。
見た目/生活感色柄が透けて雑多に見えやすい。統一感が出て空間が整う。
おすすめ場所冷蔵庫、パントリー、工具・消耗品の在庫ゾーン。リビング棚、玄関、洗面オープン収納、テレビ周り。
ラベルの必要度最低限でOK(用途だけ記載)。必須(カテゴリ名・色分けでゾーニング)。

混在させる場合は、見える場所は半透明で色を統一、引き出しや扉の内側は透明にすると、見栄えと実用性を両立できます。

9.3 ラベルは何を使うと長持ちするか

耐水性のラミネートラベル(テプラ/ピータッチ相当)か、差し込み式のラベルホルダーを使うと長持ちします。PP・PE素材のボックスは粘着しにくいので、シールより“差し込み”が確実です。

手段特徴向く場所/素材注意点
ラミネートタイプのテープラベル(テプラ/ピータッチ)耐水・耐摩耗でにじみにくい。細かな見出しも作成可。キッチン、洗面所、冷蔵庫。平滑なPP・PS面。貼付前に脱脂。角を丸く切ると端からの浮きを抑制。
耐水ラベルシール+透明フィルムで保護手書き・印刷どちらも可。コスパ良。パントリー、工具、ベランダの防水ボックス。曲面・凹凸は避ける。上から透明テープでラミネート。
マスキングテープ+油性ペン貼り替えが簡単。仮置きや子どもの分類に便利。リビングのおもちゃ、学用品の一時分類。水回りや高頻度箇所は剥がれやすい。
差し込み式ラベルホルダー/インデックス糊を使わず交換が容易。長期運用に強い。PP・PEボックス、ワイヤーバスケット、ファイルボックス。サイズを合わせて抜け落ち防止。見出しは太字で。

長持ちのコツは、貼る面をアルコールで脱脂し水分を拭き切る、角を丸める、平面に貼る、冷蔵庫や洗面所では耐水・耐冷素材を選ぶこと。家族共有ゾーンは文字+アイコンで可視化し、定期的に見直すと運用が安定します。

10. まとめ

狭い家を片づける鍵は「見える化」と「取り出しやすさ」。目的に合う素材とサイズを選び、ダイソー・セリア・キャンドゥの定番ボックスをラベルでゾーニング、同一奥行きでスタッキング。購入前に内寸を測り、耐荷重を確認すれば失敗が減り、部屋別の動線に合った配置で無駄な在庫と探し物が減ります。透明や半透明は中身の把握に有効、フタ付きは積み重ねと防塵に役立ちます。取っ手やキャスターで高所・奥行き・床下も活用。

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